1年前は広島へ、今年3月には四国4県へと、下道での旅を楽しんできた我が家。
今回は「もう少し先へ行きたい」という次男の声に続き、娘から「岡山大学のオープンキャンパスに行きたい!」という希望があり、まだ訪れたことのない岡山へ向かうことになりました。
シャインマスカットと桃が大好きな子どもたちと私。
「時期的にも食べられるかも!」と心が弾みます。
出発は夜20時半、渋滞回避のために
長距離ドライブで一番避けたいのは渋滞。到着が遅れれば体への負担もストレスも倍増します。
何度も旅をする中で気づいたのは、山口-広島あたりは無料バイパスが各地に整備され、下道でもかなりスムーズに進めるということ。高速道路には及びませんが、のんびりストレスなく行けてコストも抑えられます。
家族旅行はどうしても宿泊費・観光代・食費・お土産代と出費がかさみますが、車なら交通費は1台分で済むのも大きな魅力です。
以前、新幹線+在来線+バスで鹿児島の霧島を訪れたことがありますが、普段から車旅が好きな私にとっては、寄りたい時に寄れる自由さは何物にも代えがたいものでした。そのときは子どももまだ小さく、移動中の親の負担も大きかったので、やはり車が合っていると実感しました。
好きな時間に出発し、好きな時に休憩する――そんな旅が私たちのスタイル。
今回は渋滞を避け、オープンキャンパスの開始時間に合わせるため、夜20時半に糸島を出発しました。
高速ではなく下道を選んだ理由
- 夜間の高速は単調で眠くなりやすい
- 交通費の節約
- 深夜のドライブも楽しみたい
道中の記録
夫と私で2時間半〜3時間ごとに運転を交代し、途中でトイレ休憩やどうしても眠い時は我慢せず、仮眠を取りながら進みました。
- 20:30〜23:00(夫運転)
関門トンネル手前まで走行。交代時、コンビニでトイレ休憩。 - 23:00〜1:30(私運転)
深夜の国道は車も少なく、スムーズに進む。 - 23:25ごろ
関門トンネルを通過。夜の海底道路はライトが幻想的。

- 〜2:00(道の駅で仮眠休憩)
静かな駐車場で30分ほど仮眠。 - 2:00〜4:30(夫運転)
夜明け前の静けさの中を淡々と進む。 - 4:30〜7:00(私運転)
東の空が明るくなり、朝の景色が広がる。 - 7:00〜9:30(夫運転)
岡山市街に近づくと渋滞に巻き込まれる。
もっと早く着くかと思っていましたが、渋滞で予定より遅れ、当初予定していた到着後の休憩時間はほぼゼロに。それでも開始時間には間に合いました。
渋滞にはちょっと焦りましたが、結果、ぴったりの時間に到着となりました。
到着!総所要時間
- 出発:20:30
- 到着:9:30
- 休憩を含めた総時間:約13時間
- 実際の運転時間:約12時間(仮眠30分やトイレ休憩を合わせて1時間として)
走ってみて感じたこと
良かった点
- 市街地までは渋滞をほぼ回避できた
- 下道でも意外とスムーズ
- 夜のドライブは景色が幻想的
大変だった点
- 夜間運転による眠気
- 岡山市街での最終渋滞
眠気を覚ますために、ガムやコーヒーを多用したり、大好きなアーティストの曲を口ずさんだりしていました^ ^
コンビニへ寄って買い物する際に、体を伸ばしたりして、整えながらも眠気を覚ます効果も◎でした。
通った後で知った、関門トンネル大渋滞のニュース
岡山で1泊し、糸島への帰路についたのは9日(土)の夜。
日付が変わった頃、関門トンネルを通過しました。
9日の夕方から降り出した雨は、夜にはかなり激しくなっており、道路も滑りやすくなっていました。
幸い車は少なく、私たちはゆっくりとスピードを落とし、安全第一で帰りました。
その日の夜、ニュースを見て驚きました。
高速道路が通行止めとなり、関門橋が使えなくなった影響で、関門トンネルに向かう車が大渋滞になっていたのです。
SNSにはこんな声が並んでいました。
- 「6時間も待ってる」
- 「1時間で1キロも進まない」
- 「20分で10m」
- 「10時間運転してきたあと、下関で6時間足止め」
- 「このまま夜を明かしそう」
あの時、私たちは当初行く予定だったところを省き、早く切り上げて、帰路に着いていました。
もしもっと遅く帰ることにしていたら、この大渋滞に巻き込まれ、関門トンネルの前で車中泊になっていたかもしれません。
もしそうなっていたらと思うと、背筋が寒くなります。
疲労は何倍にもなり、家族のストレスも、トイレの心配や不安も相当なものだったはずです。
すんなり通れた関門トンネルが、その数時間後には地獄のような渋滞になっていた――
偶然のタイミングに、ただただ安堵しました。
渋滞で影響を受けた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
まとめ
糸島から岡山まで下道でも、夜発なら約13時間で到着可能でした。
そして帰り道では、ほんの数時間の違いで大渋滞を回避できたことに感謝。
旅は計画通りにいくこともあれば、思わぬ偶然に助けられることもあります。
今回の岡山旅行は、行きも帰りも印象深いものとなりました。